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市場ってなに? 市場の失敗と限界と矛盾って?

(・∀・)<市場(シジョウ)ってなに?
(・A・)<モノを売り買いするところだよ。ネット上の取引なんかも指すんだ
(・∀・)<よく〝市場メカニズム〟って聞くけど、どんなメカなの?
(・A・)<需要と供給が影響し合い、自然に効率を上げる仕組みだね
(・∀・)<そんなことできるの? すごいね!
(・A・)<でも放っておけば、市場は失敗することもあるんだ
(・∀・)<じゃあ放っておかなければいいじゃない
(・A・)<ところが、気をつけていても避けられない市場の限界もあるんだ
(・∀・)<市場に限界? 市場は万能じゃないの?
(・A・)<市場は人間の活動の積み重ねだから、市場の限界は避けられないよ
(・∀・)<でも人間にまかせるより、市場にまかせたほうが安心じゃない?
(・A・)<市場は道具にすぎない。その使い道は、人間が決める必要があるよ

(´・ω・`)<市場(シジョウ)ってなに?

市場(シジョウ)とは、モノを売り買いするところだよ。
市場(イチバ)と読む場合、目に見える現実の場所を指すけど、
市場(シジョウ)と読む場合、ネット上での取引なども含まれるんだ。

(´・ω・`)<よく企業が「市場を獲得する」っていうけど、どういう意味?

売り手(企業)の目線市場と言う場合、買い手(顧客)を指すよ。
市場を獲得する」は「顧客を獲得する」、
市場を独占する」は「顧客を独占する(他の企業を市場から締め出す)」、
市場を広げる」は「顧客を広げる(市場に参加する顧客を増やす)」ってコト。

(´・ω・`)<よく政府が「市場からお金を調達する」っていうけど、どういう意味?

「お金を調達する」とは、借金するなどして「お金を用意する」こと。
「市場からお金を調達する」とは、「市場からお金を借りる」ことなんだね。
つまり、ここでの市場とは金融市場を指すよ。

(´・ω・`)<市場という言葉には、いろんな意味があるんだね

ここではおもに、モノを売り買いする市場について説明するね。
市場には、市場メカニズムと呼ばれるスゴい仕組みがあるんだ。

(´・ω・`)<市場メカニズムってなに?

需要供給価格を通じてバランスをとり、効率を上げる仕組みだよ。

需要とは商品の人気のこと。
人気が上がれば価格が上がる
人気が下がれば価格は下がる

供給とは商品の数量のこと。
数量が足りないと商品の希少価値で価格が上がる
数量が多すぎると商品のだぶつきで価格が下がる

需要供給のバランスがとれたところで、価格が決まるんだ。

(´・ω・`)<あたりまえでしょ。それって、そんなにスゴいことなの?

スゴいのは、〝自然に〟効率が上がるところ。
具体例で見てみよう。
(例1)人気のない商品の供給が減るサイクル

人気がない価格が下がる → ②価格が下がる供給が減りやすい
 ↑ (まだ「人気供給」の場合)           ↓
人気供給のバランスは?  ← ③価格が下がる人気が上がりやすい
 ↓ (もう「人気供給」の場合)       (人気が上がらない商品は淘汰)
価格が決まり、商品が生き残る

<説明>
人気がない需要供給)ので売れ残り価格が下がりやすくなる
価格が下がる採算が取れず供給が減りやすくなる
価格が下がるお求め安くなり、人気が上がりやすくなる
④まだ人気が足りない需要供給)ようなら、①に戻る
⑤もう人気が足りてる需要供給)なら、価格が決まり商品が生き残る

(例2)人気のある商品の供給が増えるサイクル

人気がある価格が上がる → ②価格が上がる供給が増えやすい
 ↑ (まだ「人気供給」の場合)           ↓
人気供給のバランスは?  ← ③価格が上がる人気が下がりやすい
 ↓ (もう「人気供給」の場合)
価格が決まり、商品が行き渡る

<説明>
人気がある需要供給)ので売り切れ価格が上がりやすくなる
価格が上がる採算が取りやすくなり、供給が増えやすくなる
価格が上がるお求めづらくなり、人気が下がりやすくなる
④まだ人気が沸騰する需要供給)ようなら、①に戻る
⑤もう人気が落ち着く需要供給)なら、価格が決まり商品が行き渡る

需要供給のバランスが、価格を通して〝自然に〟安定するおかげで、
強い商品をいち早く育て、弱い商品をいち早く退場させることができる。
――弱肉強食の原理で、〝自然に〟商品や技術の効率が上がるんだね。

(´・ω・`)<〝自然に〟っていうけど、なりゆきまかせでうまくいくの?

さすがに問題がないわけじゃないんだ。
弱肉強食は、強い者は勝ち続け、弱い者は負け続ける仕組みだからね。
自然界でも放っておけば絶滅危惧種を守れないように、
市場界でも放っておけば問題が起きるんだよ。
その問題〝市場の失敗〟、その構造的な限界〝市場の限界〟と呼ぶよ。

(´・ω・`)<市場の失敗ってなに?

市場といえど、放っておけば問題が起きる。それが市場の失敗だね。
問題とは、市場メカニズムがうまく働かず、効率が向上しないこと。
でも気をつけて! 悪いことだけでなく、良いこと市場の失敗にあたるんだ。

(´・ω・`)<良いことって?

たとえば駅前の再開発地元住民の暮らしがよくなる場合。
地元住民にしてみれば、タダでトクする棚ぼた状態だよね。
これも、市場メカニズムが働いていないという点では市場の失敗なんだ。

(´・ω・`)<じゃあ、市場の失敗ってどんな時に起きるの?

市場の失敗が起きる原因には、主に次があるよ。
■市場の失敗が起きる原因
①市場が存在しない場合
②市場は存在するが、不完全な場合
③市場は存在するが、限定的な場合

それぞれのケースを見ていこう。

①市場が存在しない場合


市場が存在しなければ、市場メカニズムで効率化することはできない

市場が存在しないのは、公共分野の仕事(公共財・公共サービス)だよ。
■市場が存在しない場合
①儲からないけど必要な仕事(警察・消防など)
②貧富の差の調整(所得の再分配

(´・ω・`)<儲からなくても、公共の仕事ならアリなの?

国民が認めればね。
でも、「どこまでを公共が担うか?」難しい問題だよ。

公営にするか民営にするかで激論になることもある(郵政民営化など)し、
所得の再分配が足りないと訴える反格差デモが世界中に広がってるよ

日本でも、消費税の累積額が224兆円に達した(貧困層には重く)一方、
同時期の法人3税の減収額が208兆円に達した(大企業には軽く)ことで
所得の再分配が弱まっていると言われているよ

②市場が存在するが、不完全な場合


市場が不完全なら、市場メカニズムで効率化することはできない

市場が実力を発揮するには、いくつかの条件が必要なんだ。
その条件を満たすのが完全競争市場で、それ以外は不完全競争市場だよ。
■完全競争市場の条件
価格統制が行われていない(独占集団値上げはダメ)
②購入の判断基準は価格のみオマケ目当てはNG)
③商品の品質が一定(不良品が多いなんて論外)
新規参入や撤退が自由(誰でも参加、いつでも脱退
情報が完全に公開されている(あらゆる情報を、あらゆる人に公開

(´・ω・`)<完全競争市場って、実際に存在するの?

現実には難しいね。
①価格統制は闇カルテル(他社に価格を合わせる)として行われているし、
②価格以外にも、省エネデザインなどでの非価格競争もあるし、
③商品の品質だって、同じ商品でも鮮度(賞味期限)は変わってくるし、
新規参入が事実上制限されている業界も多い(放送、通信など)し、
情報の完全公開不可能だし、できたとしても情報過剰で混乱するよね。

実際は、完全競争市場は成り立っていないんだ。

  【関連記事】市場の種類って? 本物の市場は存在しないの?

③市場が存在するが、限定的な場合


市場が限定的なら、市場メカニズムで効率化することはできない

実は市場といっても、いろんな種類があるんだ
石油市場労働市場、最近は排出権を取引する炭素市場も話題になったよ。

ポイントは、一つ一つの市場は専門分野に特化してる(限定的)ってコト。
だからある市場の出来事が、市場の外に影響を与えることがあるんだ。

たとえば石油市場石油が安くなったら、みんな嬉しいよね。
でも一方で、炭素市場に悪影響を与えるかもしれない(二酸化炭素の増加)
また反対に、労働市場に好影響を与えるかもしれない(雇用の創出)

このように、市場には市場の外に影響を与える性質(外部性)があり、
市場の外に悪影響を与えること(二酸化炭素の増加)を外部不経済
市場の外に好影響を与えること(雇用の創出)を外部経済と呼ぶよ。

(´・ω・`)<市場の失敗は、公害環境破壊などの問題を生むんだね

ちなみに炭素市場はまだ確立してないけど、それでも外部性は成り立つよ。

(´・ω・`)<市場の限界ってなに?

失敗を避けようとしても避けられない構造的問題、これが市場の限界だよ。
市場の限界には、たとえば次のようなものが考えられるよ。
■市場の限界
①市場メカニズムは時間がかかる
②市場メカニズムは情報に振り回される
③市場メカニズムは暴走を止められない
④市場メカニズムはリスクを危機に変える
⑤市場メカニズムは現実離れ
⑥市場メカニズムは拝金主義を防げない
⑦市場メカニズムは悪用される
⑧市場メカニズムは人間しだい

①市場メカニズムは時間がかかる


1973年の石油危機で、石油市場では取引価格が暴騰した。
そこで人類省エネ石油の増産で対抗したよ。
でも結局、最終的に需要と供給が調整されるまでに10年かかったんだ。
市場の暴騰は一瞬でも、省エネなど人間の活動には時間がかかるんだね。

②市場メカニズムは情報に振り回される


賢い買い物には、正しい情報が欠かせないよね。
でも世の中には間違いウソも多いし、データ化されていない情報もある。

間違い為替市場の混乱を招くこともあるし(アジア通貨危機
ウソ国債市場の混乱を招くこともあるし(ギリシャ債務危機
いくらデータ化したくても地球に値段はつけられない(環境破壊)
たとえデータを見せられても、それを誰もが理解できるとは限らない

人間が情報で動く以上、情報の限界は市場の限界でもあるんだね。

③市場メカニズムは暴走を止められない


市場はインフレデフレを避けられない。
インフレ(物価の上昇=通貨の供給量が足りないことへの自然な反応)
デフレ(物価の下落=通貨の供給量が多すぎることへの自然な反応)も、
どちらも市場の反応としては正常(でも現実的には問題だからね。

さらに悪いことに、市場が暴走すれば暴騰暴落も防げないんだ。
暴騰は「人気が人気を呼ぶ」心理が、〝買い〟を誘って価格を吊り上げ
暴落は「不安が不安を呼ぶ」心理が、〝売り〟を誘って価格を押し下げる

人間である以上常に落ち着いた選択ができるとは限らないんだね。

④市場メカニズムはリスクを危機に変える


国債などの借金が返せない問題を、債務危機と呼ぶよ。
借金である以上、返済されないリスクつきもの
ただユーロ危機では、そのリスクが危機にまで発展してしまったんだ。

(´・ω・`)<どうして? 借金を返せなくなったから?

違うよ。
発端は、ギリシャのウソがバレて返済されないリスクが表面化したこと。
すると投資家は疑心暗鬼になり、新たな貸し出しを断る貸し渋りを始める
その結果、ギリシャの資金計画が狂い、本当に借金が返せなくなる。
そうなると、疑心暗鬼の貸し渋りが他の国にまで飛び火してしまうんだ。

(´・ω・`)<投資家の疑心暗鬼が、まじめな国まで危機に追い込むんだね

疑心暗鬼の投資家は各国に財政(国家の家計)の見直しを求め始める。
でもそれだけなら問題ない。そもそも、家計の赤字はないほうがいいしね。
問題は性急なこと「国民や国の将来を犠牲にしてでも財政再建」と迫るんだ。
そのため財政状況は良くなっても、国民はムチャな増税や失業にあえぐ

(´・ω・`)<性急な投資家が、債務危機を失業危機に変えるんだね

そのうえ、市場ではCDSという商品が人気を集める。
すごく単純に言うと、CDS国家の破綻で賭けをする側面があるんだ。
国家が破綻すると、CDSを買った投資家が得をし、売った銀行が損をする。
すると投資家は、国家を破綻に追い込むため、さらに貸し渋りを強め始める。

(´・ω・`)<危機が危機を呼ぶ悪循環を、CDSが生むんだね

市場メカニズムは弱肉強食
強いものをすみやかに育て弱いものをすみやかに排除するのが機能だよ。
ならば、弱いものを排除するために危機を促進すること当然の反応だよね。
市場を使い、人間(投資家)人間(国民)〝正しく〟危機に追い込むんだ。

⑤市場メカニズムは現実離れ


市場の原則自己責任利益も損失も独り占めだよ。
でも現実は違う
各国でバブルが崩壊するたび、国は赤字を抱えた銀行を税金で助けるんだ。

(´・ω・`)<え!? 自己責任なら倒産させるはずじゃないの?

銀行がつぶれると、銀行の融資に頼っている企業が巻き添えになる
だからバブル崩壊で倒産が相次いでも、銀行の多くは税金で助けられるんだ。

(´・ω・`)<利益は自分のもの、損失はみんなのもの、ってこと?

それじゃローリスク・ハイリターンになり、市場の世界は成り立たないね。
市場の自己責任原則人間社会のルールとには、ギャップがあるんだよ。

⑥市場メカニズムは拝金主義を防げない


現代社会は市場社会。お金がなければ生きられないよ。
すると生きるためにお金が必要だから、お金のために泣きながら生きると、
お金が先か生きるのが先かわからなくなってしまうことがあるよ。

こうして、なによりもお金を優先する拝金主義という考え方が生まれるんだ。
でも拝金主義には問題もある
人を豊かにするために儲けるはずが、儲かればそれでいいとなってしまう。
その結果、資源の枯渇環境破壊人間性の欠如などを招きかねないんだ。

残念ながら、拝金主義を防ぐ仕組みは、市場メカニズムには見られないよ。

⑦市場メカニズムは悪用される


市場メカニズムは言い訳非人道的行為に利用されることがあるよ。

言い訳に利用されるのは、「そんな商売、アリ!?」っていう場合
売る人「市場が成り立っている以上、問題ない」と言って開き直るんだけど、
市場で取引が成立したことと、その取引の社会的な問題性とは別の話
実際、のちに規制対象になることもあるからね

さらに市場は非人道的な行為に利用されることもある。
世界には核、武器、麻薬などの闇市場があると言われているよ。
一方で、日本の戦後の闇市のように非合法だけど国民を支えた市場もある。
市場には善も悪もなく、それを決めているのは人間なんだね。

市場メカニズムが人間の産物なら、それを悪用するのも人間なんだ。

⑧市場メカニズムは人間しだい


結局、これが根本的な原因かもね。
市場メカニズムと言っても、人間の行動の積み重ねに過ぎない。
人間が市場を構成する以上、市場は人間を越えられないのかもしれないよ。

(´・ω・`)<人間が完璧になれば、市場の限界はなくなるの?

それもムリだよ。

人間が完璧になったら、競争心がなくなって市場が機能しなくなっちゃうんだ。
他人を出し抜いてまで儲けるなんて、ズルいからヤダ」ってなっちゃうからね。

(´・ω・`)<なら、競争したくなるように賞金を出したら?

「ズルくてもいいから儲けたい」となったら、もう完璧な人間とは呼べないよ。
人間が完璧でないのなら、人間の集まりである市場も完璧じゃなくなっちゃう。

(´・ω・`)<人間が完璧であろうとなかろうと、市場は完璧じゃないんだね

それというのも、競争ズルの境界があいまいだからだね。
市場は競争で動くのに、ズルで台無しになる――これが、市場の矛盾だよ。

(´・ω・`)<市場がうまくいくかは、人間にかかってるんだね

市場は、あくまで仕組みにすぎないからね。
つまり、市場をどう使うかは人間しだいなんだ。

人類の多くが
「次の世代に自然を引き継ぐ」と考えれば、市場は最適な手段を提供するし、
「今の世代で自然を使い切る」と考えても、市場は最適な手段を提供する。
どちらを選ぶべきか、市場は決めてくれない。
それを決めるのが、人間の役目なんじゃないかな。



【参考文献】


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