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自由主義ってなに? 自由ってイイコトでしょ?

(・∀・)<自由主義ってなに?
(・A・)<基本的に、個人の自由を(束縛や強制より)大切にするってコト
(・∀・)<〝大切にする〟って、どんなふうに?
(・A・)<規制を緩めたりして、国家が個人に干渉しないようにするんだ
(・∀・)<じゃあ、自由主義ってイイコトなの?
(・A・)<そうとも言い切れないよ。〝自由〟は〝無法〟と紙一重だからね
(・∀・)<〝無法〟になると、どうなるの?
(・A・)<たまたまお金持ちに生まれた人が、幅を利かせるようになるかもね
(・∀・)<それじゃ自由主義って、(お金持ちの)自由を大切にするってコト?
(・A・)<自由だけを重視して平等を忘れれば、単純に強い者だけが勝つよね
(・∀・)<自由だけでなく、平等も大切にしてよ!
(・A・)<自由主義には種類があるんだ。平等を大切にする考え方もある
(・∀・)<ホント!? じゃあその考え方を教えて!

(´・ω・`)<自由主義ってなに?

自由主義にもいろいろな種類があるけど、共通する考え方は
「個人の自由を(束縛や強制より)大切にする」ってことだよ。

(´・ω・`)<〝大切にする〟って、具体的にはどうするの?

そもそもの考え方では、国家が個人に干渉することを最小限にするんだ。
例えば消費税がなくなれば、僕たちは安く買物ができるようになるよね。

(´・ω・`)<じゃあ、自由主義ってイイコトなの?

そうとも言い切れないよ。
だって〝国家が干渉しない〟ってことは〝法律をなくす〟ってことだからね。
もしも〝自由〟〝無法〟に過ぎないなら、僕たちは安心して暮らせないよ。

(´・ω・`)<〝自由〟が〝無法〟に過ぎないって?

国家がなくなり、弱肉強食になるということだよ。
〝自由〟になれば、国家の権力が〝他の有力者〟に渡るだけになりかねない。
つまり、〝たまたまお金持ちの家に生まれた人〟が、幅を利かせるってコト。
運によって勝ち負けが決まるのは〝平等〟じゃないし、〝自由〟でもないよ。

(´・ω・`)<〝平等〟を忘れた〝自由〟は、〝無法〟になりかねないんだね

自由主義といっても、ただ自由放任を求めるばかりとは限らないんだよ。

(´・ω・`)<自由主義にはどんな種類があるの?

では自由主義がどう変わってきたかを見てみよう。
■自由主義のいきさつ
①<20世紀以前>古典的自由主義(リベラリズム、自由放任主義)
  自由を理念とする思想
  (経済面では「国が市場に介入しないことが、個人の自由」と考える)
②<20世紀初頭>自由主義(ニューリベラリズム)
  自由平等とを理念とする思想
  (経済面では「国が市場に介入してでも作り出すのが自由」と考える)
③<20世紀後半>新自由主義(ネオリベラリズム)
  平等を捨て、自由のみを理念とする思想
  (経済面では「国が市場に介入しないことが、個人の自由」と考える)

今回は、このいきさつを振り返っておこう。

(´・ω・`)<①古典的自由主義(リベラリズム)って?

古典的自由主義といえばアダム・スミスだよ。
彼は「経済は市場メカニズムにまかせ、国が干渉すべきではないと考えた。
「国から自由でありさえすれば、国が平等を作り出す必要はないってコト。

(´・ω・`)<〝市場メカニズム〟って、なんだっけ?

需要供給価格を通じてバランスをとり、社会の効率を上げる仕組みだよ。
需要商品の人気供給商品の数量だね。
とくに当時は、供給が増えると、需要も自然に伸びると考えられていたんだ。

(´・ω・`)<作れば作るほど売れるなら、不況になんてなりっこないね

ところが不況になったんだ。
1929年10月24日、米国で起きた株価の大暴落が、世界恐慌を招いてしまった。
不況モノが売れず、給料は減らせず社員を減らし、なお不況が悪化する。
つまり、「不況売上減失業増不況」という悪循環に陥ったんだ。

(´・ω・`)<作れば作るほど売れるハズなのに、どうして不況になったの?

そこで当時の経済学者は考えた。
「確かに需要はあるが、これは無効な需要(買物したいが、お金がない)だ」
「いま足りずに困ってるのは、有効な需要(買物したいし、お金もある)である」

つまり、当時の〝不況〟の正体は有効需要の減少〟だというんだ。
不況売上減失業増不況」の悪循環の本質は、
有効需要の減少売上減失業増有効需要の減少」だと考えたんだね。

(´・ω・`)<有効需要がないから、不況不況を呼び、止まらなくなるんだね

ここで、市場メカニズム需要供給のバランスをとることを思い出して。
需要が減る悪循環がある以上、市場メカニズムは際限なく供給を減らすんだ。
そこで需要に注目したケインズが、次の自由主義の考え方を広めたんだよ。

(´・ω・`)<②自由主義(ニューリベラリズム)って?

自由主義といえば、ジョン・メイナード・ケインズだよ。
彼は「有効需要がないなら、国が作り出せばいいと考えたんだ。
つまり、「自由放任だなんて言わずに、国家がバランスを調整すべきってコト。

(´・ω・`)<どうやって需要を作るの?

公共事業を増やして雇用を作り出したり、減税国民手取りが増えれば、
有効需要(買物したいし、お金もある)が生まれやすいよね。

(´・ω・`)<でも公共事業のうえに減税したら、財源に困るよ?

財源は、国が借金してまかなうんだよ。

(´・ω・`)<え!? そんなのアリなの?

一時的借金を増やしてでも、長期的景気が回復するようにすべき。
景気の回復で税収が増えればモトは取れる――とケインズは考えたんだ。

(´・ω・`)<それで、うまくいったの?

この方法は〝ケインズ革命〟と呼ばれるほどうまくいったんだ。
けど次のような面もあり、次第に限界が見えてきたんだよ。
■ケインズ革命の限界
公共事業が増えすぎた(政治家が地元に公共事業をプレゼント
社会保障が増えすぎた(政治家が国民に社会保障をプレゼント
インフレになった(バラマキ政策でお金の流通量が増えすぎた)

とくに公共事業社会保障は、いったん始めると減らすのが難しいんだよ。

(´・ω・`)<どうして?

公共事業は地域の雇用を安定させ、政治家への支持を高める。
社会保障は国民の生活を安定させ、政治家への支持を高める。
これらをなくすと、政治家にとっては支持者を失うことになる。
だから政治家は競うようにバラマキを続け国家の家計は赤字になったんだ。

(´・ω・`)<そんなんで、借金を返せるの?

そこで困ったんだよ。
とくに1970年代石油危機では、石油価格の急上昇でモノの供給が滞った。
需要を増やす(=ムダも生む)自由主義的な方法では、これを解決できない。
そこで当時の経済学者は、供給側に注目して新自由主義を唱えたんだよ。

(´・ω・`)<③新自由主義(ネオリベラリズム)って?

新自由主義といえば、ミルトン・フリードマンだよ。
彼は供給が足りないなら「市場メカニズムで効率化できる」と考えた。
つまり、「市場メカニズムを働かせるために、国家の干渉をなくすべきってコト。

フリードマンは、なによりも自由を大切にしてたそうだよ。
「麻薬を禁止せず、売買に税金をかけて財源にしよう」というぐらいなんだ。

(´・ω・`)<〝国家の干渉をなくす〟って、どういうこと?

国の仕事最小限に絞り民間の力活用しましょうってことだよ。

(´・ω・`)<〝民間の力を活用〟って、どうやるの?

たとえば次のようなことをやるんだ。
■民間の力を活用するには
規制緩和供給側を競争させる(企業の商売が活性化)
減税供給側を競争させる(労働者の労働意欲が向上)

一言で言えば、いろんなことを民間にまかせ競争させましょうってコトだね。

(´・ω・`)<どんなものを民間にまかせるの?

では、フリードマンの「こんなものいらない」リストを見てみよう。
フリードマンは、これらを〝いらない(なくすか、民間にまかせる)〟としたよ。
■フリードマンの「こんなものいらない」リスト
農産物の買取り保証制度
輸入関税輸出制限
③産出規制(農作物の作付面積制限、原油の生産割当てなど)
④全面的な物価コントロール、賃金コントロール
最低賃金制、価格の上限設定
⑥産業規制、銀行規制
⑦ラジオとテレビの規制
社会保障制度(とくに老齢・退職金制度)
事業免許制度職業免許制度
公営住宅、住宅建設奨励のための補助金制度
⑪平時の徴兵制
国立公園
⑬営利目的での郵便事業禁止
公有公営有料道路

(´・ω・`)<〝いらない〟っていうけど、日本にもある制度が多いね

たしかに⑤最低賃金制⑨免許制度なくすのは考えにくいよね。
それに①農産物の買取り保証⑩公営住宅震災で必要性が増している。

一方、⑬郵便事業⑭有料道路(高速道路)日本でも改革が進んだ
②輸入関税や輸出制限は、いままさにTPPで議論になっている。

僕たちは、今も新自由主義の渦中にいるのかもね。

(´・ω・`)<新自由主義は成功したの?

それを知るため、新自由主義的な政策を採用した各国の状況を見てみよう。

日本の小泉改革@2001年


2001年以降、日本では小泉政権が新自由主義的な改革を実行した。
その結果を評価するため、2000年と2009年とでデータを比較してみよう。

まず労働者に関するデータから。
民間給与の総額216兆円192兆円悪化
世帯の平均所得620万円550万円悪化
相対的貧困率15%16%悪化
大学生の就職率56%68%上昇
非正規雇用の割合26%33%悪化
■用語のおさらい
<相対的貧困率>(説明、推移、データ
 「世帯対抗・手取りランキング」のド真ん中に位置する世帯の手取りと比べ、
 手取り額が半分に満たない世帯の総人数人口に占める割合
 (ただし〝手取り〟家族一人当たりの実質的な手取りで比較)

<非正規雇用>(説明、推移、データ
 正社員でない、契約社員(期間限定の社員)や派遣社員、アルバイトなど

(´・ω・`)<労働者のデータは、軒並み悪化だね

なら、企業のデータはどうかな。
営業収入1600兆円1300兆円悪化
法人税11兆円8兆円悪化
益金(≒利益)は23兆円27兆円上昇
支払配当7兆円11兆円上昇
大企業の内部留保141兆円222兆円上昇しているよ。
■用語のおさらい
<営業収入>(説明、推移、データ
 企業の売上高本業での収入を意味する。
 魚屋さんの場合、預金の利子土地を売ったお金などは含まない。

<内部留保>(説明、推移、データ
 企業が蓄積した財産
 利益や資本から、株主への配当などで社外に出て行く分を除いたもの。
 内部留保=利益剰余金+資本剰余金(+引当金など)とすることが多い。

<利益剰余金>(説明、推移、データ
 利益(儲けで得たお金)のうち、企業の内部に蓄えられるぶん。
 税金配当払った後に、企業の内部に残る利益のこと。
 専門家によると、「利益剰余金の約4割現金化しやすい資産」

<資本剰余金>(説明、推移、データ
 資本(株の発行などで得たお金)のうち、企業の内部に蓄えられるぶん。

(´・ω・`)<企業のデータは、軒並み上昇だね

このことから、新自由主義企業にとって有利だったと言えそうだね。

韓国のIMF流改革@1997年


1997年まで、途上国だった韓国は順調に経済成長を続けていた。
ところが成長に伴い通貨ウォンが値上がりし、輸出品が売れなくなった
国家の家計が深刻な赤字に陥った韓国は、最終的にIMFに支援をお願いした。
通貨ウォンを救うため、通貨の安定を目指すIMFを頼りにしたんだね。
(IMF=国際通貨基金と呼ばれる、通貨の安定を目指す国際組織)

(´・ω・`)<IMFは助けてくれたの?

助けたよ。ただし、条件つきでね。
その条件が、IMFによる改革を受け入れることだったんだ。

(´・ω・`)<わかった! それが新自由主義的な改革だったんだね

その通り。
IMFは、〝ワシントン・コンセンサス〟と呼ばれる方針を採っているんだ。
■ワシントン・コンセンサスの10の要件
財政規律および財政赤字削減の保証
公共支出、とくに軍事支出と行政支出の削減
課税ベースの拡大と実効性のある徴税を目指す税制改革
利子率の決定を市場に任せる金融の自由化
輸出主導の成長を支援できる、競争的な為替レート
輸入許可制の廃止および関税引き下げを伴う貿易の自由化
外国直接投資(受け入れ)の促進
国営企業民営化による経営効率化と業績向上
経済規制緩和
財産権保護

フリードマンの「こんなものいらない」リストと同じように、
政府の規制を弱め民間の競争を促す新自由主義的な傾向が見られるね。

(´・ω・`)<それで、うまくいったの?

韓国は、2万社を超える倒産と、200万人失業を生みながらも、
2年も経たずに景気回復を果たし、IMFの優等生と言われたんだよ。
2011年時点でも、一年に4%経済成長を続ける見通しなんだ。
(朝日新聞朝刊 2012年1月19日)

(´・ω・`)<やったね! 大成功だ!

その一方で、貧富の差は広がったんだ。
相対的貧困率は97年の8.7%から2010年の14.9%に拡大。
(しんぶん赤旗 2012年1月19日)
ジニ係数は97年の0.265が10年には0.315に拡大(都市部で働く人が対象)。
非正規雇用の割合50%を超え(20代に限れば90%)、
失業率4%(20代では実質20%とも)に達するんだよ。
(朝日新聞朝刊 2012年1月19日)
■用語のおさらい
<相対的貧困率>(説明、推移、データ
 「世帯対抗・手取りランキング」のド真ん中に位置する世帯の手取りと比べ、
 手取り額が半分に満たない世帯の総人数人口に占める割合
 (ただし〝手取り〟家族一人当たりの実質的な手取りで比較)

<ジニ係数>(説明、推移、データ
 データの格差(不均衡)の大きさを示す値。
 0~の値をとり、に近づくほど格差が大きい(一人がすべてを独占
 たんにジニ係数と呼ぶ場合、所得(収入)の格差を表していることが多い。

<非正規雇用>(説明、推移、データ
 正社員でない、契約社員(期間限定の社員)や派遣社員、アルバイトなど

(´・ω・`)<良いことばかりじゃないんだね

2012年には、韓国の大統領を選ぶ選挙が行われる。
現在の政権を批判する野党「成長市場主義の排撃」を叫ぶのと同時に、
政権を担う与党「新自由主義を連想する用語を使わない」ようにしているよ。
(しんぶん赤旗 2012年1月19日)

(´・ω・`)<新自由主義にも問題はあるんだね

新自由主義は、市場メカニズムに頼る考え方だったね。
つまり新自由主義がうまくいくかどうかは、市場メカニズムにかかっている。
でも、市場には失敗限界矛盾もあるんだったね。

  【関連記事】市場ってなに? 市場の失敗と限界と矛盾って?

だから、残念ながら〝本物の〟市場存在しない。

  【関連記事】市場の種類って? 本物の市場は存在しないの?

市場メカニズムが必ずしも万能でないことを踏まえないと、
新自由主義の強みも弱みも理解して使いこなすのは難しいよ。

(´・ω・`)<でも新自由主義って自由なんでしょ? 自由は(基本的に)イイコトだよ

本当に〝自由〟かな?
確かに新自由主義は、僕たちに自由貿易という自由を与えてくれる。
けど一方で、自由貿易を選ばないという自由は奪われてしまう。

  【関連記事】徹底検証! 貿易の自由化は本当に〝自由〟か?

与えられた選択肢の中から選ぶだけの自由なら、本当の自由とは呼べないよ。

(´・ω・`)<でも新自由主義って実力主義なんでしょ? なら公平だよね

本当に〝実力〟主義かな?
新自由主義で市場がグローバル化すると、資本主義のカジノ化が進む。
(カジノ化=円高のせいでつぶれるなど、で勝敗が決まるようになること)
するとカジノで生き残るため、イカサマまがいの投機がはびこる。

  【関連記事】カジノ資本主義って、実はイカサマ資本主義なの?

勝敗がイカサマで決まるなら、とても実力主義とは呼べないよ。

(´・ω・`)<イカサマが横行すると、どうなるの?

新自由主義が暴走するとどうなるのか? そのヒントが下の記事だよ。

  【関連記事】ショックドクトリンってなに?日本にも関係ある?



【参考】
池上彰の経済教室(後編)サバイバル日本の選択
「新自由主義」とは何ですか?

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