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世論調査ってなに?ホントに信用できるの?

「○○内閣の支持率は○%」なんて、テレビや新聞などで見たことはありませんか。これは世論調査の結果です。

世論調査は、テレビや新聞などが主体となって、電話や面接などの方法不特定多数の人にアンケートをとって意見を集計します。
よい点として、「調査主体が明確なので過去の実績をもとに評価・信頼できる」「調査方法が公開されているので検証可能」といわれています。
ですが課題として「アンケートの聞き方が公平でない」「アンケートの対象者が偏っている」などのことが指摘されています。

今日はそんな世論調査の手法課題について紹介します。

(´・ω・`)<「世論」ってなに?

世論(よろん・せろん・せいろん)とは、世間の大多数の人の意見をさすよ。

昔は「輿論(よろん)」と書いたよ。でも今は輿論と世論を区別するという、次のような考え方もあるんだ。たまに議論になるから紹介するね。

  • 【輿論】公的な意見。建前として使われる

  • 【世論】民衆の論議。本音として使われる



(´・ω・`)<世論調査ってどうやるの?

朝日新聞が内閣支持率を調査するときは電話を使っているらしいよ。だいたい次のようにしているみたいだね。

  • ?準備する


    • コンピュータでランダムな電話番号を作るRDDという方法です)


      • 毎月の定例調査で一般家庭にかかるのは3500件ぐらい

      • うち約2000人が回答(回答者が一様なら統計的に誤差は4%未満)



  • ?調査する


    • 電話をかけるときは、帰りが遅い人にも出てもらえるように工夫


      • 一人につき最大6回まで電話をかける

      • 予約ができれば夜10時まで調査する


    • 質問の前に説明する

    • 質問する


      • あいまいな回答重ね聞きせずに「その他・答えない」に分類する



  • ?集計する

  • ?発表する


    • 新聞なら一面テレビならトップニュース扱いでの報道が多い

    • みんなが同じ時期に実施するので、発表日はこの話題で持ち切り

2010/06/04の朝日新聞朝刊では、「調査方法」の説明が載っていたよ。
2日夕から3日夜にかけて、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1725件、有効回答は1108人。回答率64%。

電話で聞く以外にも面接などの方法で調査することもあるみたいだね。

(´・ω・`)<世論調査って本当に信頼できるの?

信頼できる世論調査のためには次のような条件が必要だと指摘されているよ。

  • 国民みんなが問題意識を共有している

  • その問題について議論が行われている

  • その結果、多数意見が作り上げられている


残念ながら、こうした形で世論が形成されているかは疑問だよ。検証する手段すら今のところ思いつかないな…。「信頼できる世論調査に必要な条件」だから、世論調査で調べるわけにもいかないしね。これも世論調査の課題のひとつかもしれないね。

(´・ω・`)<世論調査の課題ってなに?

では指摘されている課題をまとめておこう。

  • ?準備段階での問題


    • 世論調査の方法が各社ごとに違う


      • 「電話」vs.「面接」でどう違う?

      • 調査時間帯によりどう違う?

      • 「朝日RDD」方式ってナニ?


    • サンプリングに偏りの可能性


      • 携帯に電話しても出てもらえないので、固定電話中心

      • → 固定電話にでやすい人に回答が集中する可能性も



  • ?質問段階での問題


    • 質問の方法が回答に影響を与える


      • 「これは問題だと思う?」vs.「どこが問題だと思う?」

      • → 「問題があるかを聞く」と「問題があるという前提で中身を聞く」


    • 回答者が空気を読んでしまい、本音をいわない


      • 「問題だと思う?」「(テレビでもみんな問題だって言ってるし…)はい」

      • → 回答者本人ですら意識していない可能性も


    • その問題についてよく知らないまま、印象だけで回答する



  • ?集計段階での問題


    • 回収率(有効回答数÷かけた電話番号の数)が低い


      • 80年代半ばまでは80%、今は面接調査でも60%

      • → 電話調査では、全員不在の世帯も分母に含めると50%未満かも…

      • 調査方法の説明では回収率ではなく「回答率(有効回答数÷世帯用と判明した番号)」を使う


    • 誤差


      • 回収率の高い調査でも3ポイント前後の誤差がある

      • 回収率の低いRDDでは、どれぐらい誤差があるか計算もできない



  • ?発表後の問題


    • 調査方法の説明がわかりにくい


      • 「『朝日RDD』方式」ってなに?

      • 「世帯用と判明した番号」ってなに?かけた電話がつながった数?

      • 「有効回答」ってなに?

      • 「回答率」よりも「回収率」が知りたい!


    • テレビや新聞が世論の醸成から集計までを行う閉じた構造


      • 【普段】テレビ「これは問題です!」視聴者「そうだったんだ!」

      • 【世論調査】テレビ「これは問題ですよね?」回答者「もちろんです!」

      • 【調査結果発表】テレビ「やっぱり問題でした!」視聴者「だよねー」

      • → これを繰り返し、熟慮や反省のないまま世論が拡大再生産される


    • 結果が世の中に悪い影響を与えても責任をとる人はいない


      • 結果は「客観性のオーラを帯びて」人々の思考や行動を変える

      • もともと「みんなの意見」という建前だから責任の所在も不明確


(´・ω・`)<問題のある世論調査が行われたことがあるの?

次のような実例が指摘されているよ。
  • 【2002年】住民基本台帳ネットワークについての世論調査

  • 【2008年8月】福田内閣改造についての世論調査

住民基本台帳ネットワークについての世論調査


2002年、住民基本台帳ネットワークが導入される半月前に実施された朝日新聞の世論調査に問題があったと指摘されているよ。

調査では次のように質問したんだ。

  • 【質問1】「住基ネットという言葉を見たり聞いたりしたことがある?」


    • 「ない」が40%


  • 【質問2】「住基ネットは個人情報漏洩など心配されてる。どの程度不安?」


    • 「大いに感じている」「ある程度感じている」が86%

    • 「あまり感じていない」「全く感じていない」が11%

【質問1】では40%の人が「住基ネットを見たことも聞いたこともない」と回答したのに、その1分後の【質問2】では97%の人が住基ネットについて何らかの判断をし、しかも86%の人が不安を感じているという結果になったんだよ。
確かに、初めて聞いた人に「みんな心配だっていってるよ!君も心配だと思うんだけど、じゃあどのぐらい心配なのかな?」なんて聞いたら、「少しは心配かな…」って答えたくなっちゃうかもね。

朝日新聞ではこのケースを「『二度とこんな調査をしてはならない』という例として、社外の人にも紹介してきた」そうだよ。

福田内閣改造についての世論調査


2008年8月、福田内閣の改造についての世論調査で、新聞各紙によって次のような違いが生まれたよ。


  • 読売新聞「内閣支持率は41%。改造の成果があったよ」

  • 朝日新聞「内閣支持率は24%。改造の効果はないよ」


同じ日に同じようなRDDで調査したのになぜこんなに差が生まれたんだろう

その理由として、次のようなことが指摘されているよ。

  • 【違い1】聞き方の違い


    • 読売新聞「福田内閣は改造しました。福田改造内閣を支持しますか?」

      • ↑改造についての質問

    • 朝日新聞「福田内閣を支持しますか?」

      • ↑改造を知らないまま回答する人もいる


  • 【違い2】あいまいな回答をした人への対応の違い


    • 読売新聞「あいまいな回答なのでもう一度お聞きします」

    • 朝日新聞「あいまいな回答なので『その他・答えない』に分類します」

これ以外にも「調査時間帯の違い」などがあると指摘されているよ。

(´・ω・`)<これからの世論調査には何が必要なの?

僕は次のようなことが必要だと思うよ。

  • ?準備段階での問題


    • 世論調査の方法が各社ごとに違う


      • 各社の世論調査の方法比較可能なものにする


    • サンプリングに偏りの可能性


      • 「回答者は国民の縮図」というが、本当にそうなってるかを検証・公表する



  • ?質問段階での問題


    • 質問の方法が回答に影響を与える


      • 社会調査士育成・活用


    • 回答者が空気を読んでしまい、本音をいわない


      • 「あなたと同じ意見の人が何%ぐらいいると思う?」を聞き、同調圧力の感じ方と回答の傾向との相関を検証・公表する


    • その問題についてよく知らないまま、印象だけで回答する


      • テーマへの回答者の理解度回答の傾向相関を検証・公表する



  • ?集計段階での問題


    • 回答を得られる率(回収率)が低い


      • 電話に頼らない調査方法オンライン調査の併用など)の模索


    • 誤差


      • 評価される側(政府など)調査方法を検証する方法の検討



  • ?発表後の問題


    • 調査方法の説明がわかりにくい


      • 『「朝日RDD」方式』のような独自の表現を使わない

      • 朝日新聞では世論調査の詳しい説明を載せるホームページを作っているようだが見つからない。見つけられるようにする


    • テレビや新聞が世論の醸成から集計までを行う閉じた構造


      • 普段利用する情報ソース回答の傾向相関を検証・公表する


    • 結果が世の中に悪い影響を与えても責任をとる人はいない


      • 「世論調査で○○だったから□□すべき」という論調を改める

      • 調査結果そのものを判断の理由にするのでなく、その結果が何に起因するのかを分析し、判断に役立てられればよしとする(例:「世論調査で○○だったのは××が原因だと思うから□□した方がよいと思う」)




【参考】
2009/01/14 朝日新聞朝刊「『内閣支持率』はどう調べるんじゃ?」
2009/04/24 朝日新聞朝刊「選択の年 世論調査の質が問われる」
2010/04/19 朝日新聞朝刊

【関連】
【ニュー速クオリティ】【毎日世論調査】鳩山内閣支持率8% キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 辺野古反対も84%
【ちょっとアレなニュース】【毎日世論調査】 鳩山内閣支持率 8% キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 辺野古反対も84%
【ネトウヨにゅーす。】「内閣支持率19%(先週31%) 政党支持率も自民が大幅逆転」
【ネトウヨにゅーす。】「菅内閣支持率 大幅ダウン 出演者唖然www」
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