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【まとめ】「郵政・道路」の民営化ってなに?(財投編)

(・∀・)<戦争に負けた…税収少ないから、郵政マネーを借りて復興に使おう!
(・A・)<借りるっていっても、ちゃんと返してくれるか心配だなぁ…
(・∀・)<大変だ!道路を造りすぎちゃった!借金が40兆円に!
(・A・)<ホラ見なよ!ちゃんと返せるの?「税金で」なんてダメだからね!
(・∀・)<ごめんなさい…今後は郵政マネーを道路建設に使うのやめます
(・A・)<じゃあ郵政マネーはどう運用するの?道路の借金はどうするの?
(・∀・)<民営化で郵政マネーは自主運用に、道路の借金も自分で返す
(・A・)<じゃあ従来の「郵政マネーを国が取り上げて道路建設に転用」はヤメね
(・∀・)<そこで今後は「郵政マネーは国債(財投債)を通して国が使う」よ!
(・A・)<ちょっと!せっかく民営化しても、それじゃムダ遣いはなくならないよ!
(・∀・)<あくまで郵政が自主的に国債(財投債)を買うカタチ!問題ないね!
(・A・)<それでホントにムダ遣いがなくなるのかなぁ…?
( ´_ゝ`)<政権交代したよ!もう一度郵政マネー直接使えるようにしよう!
(・A・)<え!?またムダ遣いにつながるんだからダメだよ!
( ´_ゝ`)<大丈夫!前政権と違って、僕たちはムダ遣いなんかしないから
(・A・)<その割にはまた道路を作ろうとしているみたいだけど…

最近ニュースで「郵政民営化見直し」「道路建設へ逆戻り」などのキーワードを目にします。でも、「見直し」とか「逆戻り」とはどこへ戻ることなのでしょう?

それを知るために、今日は日本郵政道路会社民営化の歴史を、財政投融資の観点から振り返ってみましょう。

(´・ω・`)<財政投融資ってなに?

財政投融資(財投)とは国が集めたお金国の仕事をする法人に配る仕組み」だよ。

国が集めたお金とは、国債の他にゆうちょかんぽに国民が預けているお金などだよ。

国の仕事をする法人とは、主に公法人(地方公共団体、独立行政法人、特殊法人など)だよ。

国の仕事を進めるためにゆうちょなどのお金を借りて後で返すんだね。

(´・ω・`)<え!?国民が預けているお金を使っちゃうの?

そうなんだけど、こうした運用は今はどこの銀行でもやっていることだよ。
この仕組みは戦後の復興期「税収の少ない中でどうやって日本を立て直すか」を考えて作られたんだよ。その時の状況を見てみよう。

戦後のこと…


(^ω^)<日本は戦争に負けたけど、これから復興がんばるぞ!
( ´_ゝ`)<復興には人の移動や物流の確保が大事!道路を作ろう!
(^ω^)<でも道路を作れるほどたくさんの税金はないよ?
( ´_ゝ`)<税金以外にも使えるお金があるじゃない。ゆうちょ
(^ω^)<でも、このお金は国民から預かっているお金だよ
( ´_ゝ`)<道路を作って経済成長すれば税収が増えるでしょ?
(^ω^)<そうか!税収が増えたらそのお金で返せばいいんだ!
( ´_ゝ`)<そう。使えるお金は税金だけじゃないってコト
(^ω^)<頭いいなぁ!

こうした方法は経済が成長している時はうまくいって日本の復興に役立ったといわれているよ。

(´・ω・`)<でも本当に返してもらえるのか心配だなぁ…

その不安はやがて現実になるんだ。
財政投融資で道路を作っていた日本道路公団は、2000年ごろには借金が40兆円近くにも膨れ上がり、返済の見通しが立たない状態になってしまったんだよ

そうなったのも、以前の財投には次のような構造的な問題があったからなんだ。

  • ?【郵政】ゆうちょ・かんぽのお金を国が取り上げる

  • ?政府「このお金は道路などに分配します(返せるかは知らない)

  • ?国会「ちょっと!国会の審議なしで使うなんてアリ!?」

  • ?【道路】誰も使わない道路でもとにかく造る大赤字!

  • ?政府「赤字が出た分は税金で穴埋めさせて!

  • ?国会「勝手に使ったクセに、困ったときだけ国民に頼るの!?」

  • ?【郵政】とりあえずお金は戻ってくる(けどコレ税金!


まず?で郵政から国が取り上げるルールだと、?で慎重さに欠け、?の監視も効かない。
あと?で道路ムダ使いしても、(元は郵政から「国が借りたお金」なので)?で国民が助ける(助けざるを得ない)から誰も反省しない。
この二点を解決するために、財政投融資を見直したんだよ。
※注:2001年当時、郵便事業は「郵便事業庁」というところが実施していました。ここでは名前にこだわらず、「郵政」と表記します。


(´・ω・`)<財政投融資をどう見直したの

次のように変更されたんだ。

変更前(2001年3月まで)


【郵政公社】ゆうちょ・かんぽのお金は国が取り上げる
【道路公団】国が出したお金で仕事をする

変更後(2001年4月から)


【郵政公社】ゆうちょ・かんぽは好きな額好きな相手に貸せる

  • 国に取り上げられないので、国のムダ使いがなくなる!

【道路公団】自分で集めたお金で仕事をする

  • 自分でお金を借りる必要があるので、まじめに働く!

国が仲介しないことで、ムダ使いを減らそうとしたんだね。
だけどこれでも不十分!なぜなら郵政公社道路公団も、特殊法人だったから、国から独立できていなかったんだ。そこで民営化の話につながるんだよ。

(´・ω・`)<いよいよ民営化だね!

郵政公社は2007年に民営化して「日本郵政株式会社」に、
道路公団は2005年に民営化して「日本道路会社」などに分割されたよ。

財政投融資の観点から見ると、民営化には次のような側面があるんだ。

民営化前


【郵政公社】特殊法人なので、国に左右されやすく「自由な」運用は困難
【道路公団】特殊法人なので、借金40兆円の返済は国に頼ることになる

民営化後


日本郵政】民営化したので、国に左右されず自由な運用が可能に
道路会社等】民営化したので、借金40兆円の返済も自力で頑張ることに

民営化のポイントをまとめると…
  • 郵政公社(特殊法人)→郵政株式会社(民営化)=自分で資産運用する

  • 道路公団(特殊法人)→日本道路会社(民営化)=自分で借金返済する

※注:民営化のポイントは他にもたくさんあります。ここでは財政投融資の観点のみを示します。

(´・ω・`)<民営化すれば問題ないの?

実はまだダメなんだ。というのも、財政投融資改革には「財投債」という抜け穴があったんだよ。
  • 【改革前】国が郵政などから集めたお金道路などに回す

  • 【改革後】国が国債(財投債)で集めたお金道路などに回す

「必要だけど儲からない仕事は、やっぱり国が(ある程度は)支える必要がある」ために「財投債」という仕組みが必要だといわれているんだけど、このおかげで民営化の効果が薄れているんだよ。
  • 【郵政】民営化したものの、今もほとんどを国債に投資


    • 【民営化前(2006年)】郵政マネーは国が取り上げる

    • 【民営化後(2009年)】ゆうちょは8割、かんぽは6割を国へ


      • コレで国のムダ使いが減る?



  • 【道路】民営化したものの、今も財政投融資でお金を調達している


    • 【民営化前(2001年)】年2.1兆円

    • 【民営化後(2008年)】年2.4兆円


      • コレで道路のムダ使いが減る?

(´・ω・`)<じゃあ民営化はムダだったの?

民営化の議論はいろんな論点があるから一概にいえないけど、僕は財政投融資に関しては民営化の意義はあったんじゃないかと思うよ。財投債と言う抜け道は問題だけど、先の民営化のポイントはやっぱり大事だと思うんだ。
  • 郵政公社(特殊法人)→郵政株式会社(民営化)=自分で資産運用する

  • 道路公団(特殊法人)→日本道路会社(民営化)=自分で借金返済する

ただしこれには反対意見もあるよ。
  • 郵政民営化の本当の目的は350兆円の郵政マネーを外国に提供すること!

(´・ω・`)<これからはどうなるの?

政府は次のようにしようと考えているらしいよ。

  • 【郵政】郵政マネーを国が直接(財投債を用いずに)使えるようにする


    • (・∀・)<政権交代でムダ使いなくす!…からまたゆうちょを使わせて!

    • (・A・)<そんなこといって、またムダ使いするに決まってる!


  • 【道路】道路会社にもっとお金を渡して、もっと道路を作る


    • (・A・)<「ムダ使いなくす」んじゃなかったの?

    • (・∀・)<道路は地方からの要望が一番多いんだ!ムダじゃないよ!

この方針には、上に挙げたように反対意見も根強く「民営化のよい面が帳消しだ!民営化前に逆戻りだ!」という人もいるんだ。今後の展開に注目したいね。



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「日本の政治ニュースが面白いほどわかる本」
【しらべる】「財投の歴史」
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